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メロンの熟成味醂ソース 味醂のグラニテ

米のリキュールともいえる熟成味醂。これを味わったフランス人は Muscat de beaumes-de-venise (ミュスカ・ドゥ・ボゥム・ドゥ・ヴニーズ)にも似た風味と感じるようです。これはコート・デュ・ローヌ地区の南端でマスカット葡萄を使って造られる甘口白ワインで、ワインとは言えその風味はリキュールに近く、食後酒として、あるいはブルーチーズに合わせていただくと美味しいものです。味醂というと調理用の調整味醂を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、今回ご紹介するのは本格醸造で造られた熟成味醂、あるいは本味醂とよばれるもので、近年注目されている味醂の本格派。メロンが完熟し、種の周辺がかすかに発酵しかかった時の風味に共通点があるからでしょう、南仏カヴァイヨン産、あるいはモロッコ、遠くはフランスの海外県であるマルチニック諸島はグアドループ産のオレンジ色のメロンとの相性はピッタリです。この他バナナ、マンゴー、パパイヤ、ライチといったエキゾチックなフルーツやフレッシュクリームとのコンビネーションも良いので、たとえばバナナアイスクリームにちょっと加えるとぐっと大人っぽい味わいに仕上がるものです。またデザートに限らず、例えば玉葱と鶏肉をバターで炒めたところに本格味醂を注いでからめながら煮詰め、そこに小麦粉、ブイヨン、フレッシュクリームと加えて甘味のあるクリーミーソースを作り、できれば最後に小さな海老を加え、それをピラフの上にのせてライスグラタンというのもお薦めレシピです。味醂ですから米のグラタンに合うのは当然。こういう洋風料理なら日本酒にもよく合います。
メロンの熟成味醂ソース


[2人分]
メロン 小1個
熟成本味醂適量
ショウガの砂糖煮少々
ライム少々
メロンの熟成味醂ソース
レシピ
メロンはほどほどに冷やしておき、半分に切り、種を取り除く。

ショウガの砂糖煮はごくすくスライスし、ライムの表皮は粗くおろしておく。

メロンの中心のくぼみに熟成本味醂を注ぎ、メロンの切り口にライムの切り口をこすりつけて風味を移し、ショウガの砂糖煮を数ヶ所に分けて飾り、ライム表皮を散らす。あるいはミントの葉を飾る。

メロンの切り口全体にライムの切り口をこすりつけて風味を移し、果肉を写真のようにスプーンで2回あすくって写真のように仕上げる。


ライムのかわりにパッションフルーツを使うのもよい。その場合は、パッションフルーツの種を漉して果汁をとり、メロンの切り口に果汁をつけ、ショウガの近辺にパッションフルーツの種を散らす。

熟成本味醂の量はアルコールの好みによって増減する。

味醂のグラニテ


[5〜6人分]
熟成本味醂 100ml
水 100ml
砂糖 大さじ1半
レモン果汁 大さじ1
マンゴー、ライチなど少々
味醂のグラニテ
レシピ
熟成本味醂と水をボールに入れ、砂糖を加えてかき混ぜ溶かし、レモン果汁を加える。

小さなグラス5〜6個に以上を分け入れ、庫内の匂いがつかないようにグラスの口をキッチリおおい、冷凍庫で固める。

完全に凍ったら冷凍庫から取り出し、小さなスプーンなどでシャクシャクと崩し、マンゴーやライチなどを添えて,洋食ならデザートの前のひとくち、アヴァン・デセールとして、和食なら食後の甘味としてサービスする。


味醂に含まれるアルコール分で、冷凍庫で固めてもスプーンで簡単に崩せるやわらかさに仕上がる。したがって、容器にまとめて冷凍し、それをくずしてグラスに盛りつけるとあっという間に溶けてしまうため、グラスに分け入れてから冷凍庫に入れるように。

ショウガの砂糖煮
タイ料理店などでの食後にサービスされるショウガの砂糖煮。ジャスミンやウーロンなどの中国茶によく合う。

味醂
本醸造によって造られた熟成本味醂。左は角谷文治郎商店の「有機本格仕込み 三河味醂」。右は白扇酒造の「三年熟成 本みりん」。共にアルコール分13.5度〜14.5度未満。