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No.7 テット・ド・モワンヌ用のチーズカーラー

テット・ド・モワンヌ用のチーズカーラー
木の台と心棒、カール用のハンドルナイフを組み立てて使う。

ケース
パリ7区のフロマジュリー、 バルテレミーで買ったオランダ製のチーズカーラー、32ユーロ。

51, Rue-du-Bac 75007 Paris
TEL: 01 44 39 81 00  休/日曜


BOSKA


テット・ド・モワンヌ シェーブルチーズ用の小さなクロッシ
テット・ド・モワンヌはアペリティフにも向く風味。来客時には薄切りパンとワインと共にサービスし、テーブルでクリクリとまわしてみんなで楽しんでもらう。
蚤の市で見つけた、もともとはシェーブルチーズ用の小さなクロッシュ。大きいクロッシュはよく見かけるが、このようなサイズは珍しい。削ったフロマージュをふんわり重ねて。
 ジュネーヴから北に向かい、フランスとスイスの国境をまたがるジュラ山脈。そのスイス側の山で造られるフロマージュ、TETE DE MOINE (テート・ド・モワンヌ)は、Fromage de Bellelay ともよばれ、その昔はベルレイの修道院の僧によって造られていたもの。もともとは一つが5キロ以上するような大型だったそうです。その小型版を削るこの器具には特に名前はないのか、フランス語では「テットドモワンヌ用の器具」という味気ない呼び方しかないのが残念。パリで購入したこの商品はオランダ製で、パッケージには英語で Cheese Curler (チーズカーラー)と書いてありますから、これをそのままフランス語にするなら Fromage Rouler 。でもこれでは和製(英製?)フレンチになってしまうので、Roulette de Fromage と呼ぶべきなのでしょう。「ほら、あの、テットドモワンヌ用の器具、、、あれが欲しい」と店の人に言うと「あぁ、ジロール型に形作る器具が欲しいのだね?」と返されることでしょう。ジロールとは、くるっと巻かれたこのチーズにそっくりな形をした、オレンジ色の茸のことなのです。
 このチーズカーラーが便利なのは来客時です。お客様自身でクリクリとハンドルを回してチーズをカールしてもらい、ソーセージ数種類は丸ごとカゴに詰め合わせ、カットボードと共にテーブルに出し、男性客を担当にして切り分けながら食べてもらいます。ディナーが始まる直前に、こちらはキッチンで一仕事がある時など、私が客間を外していてもお客どうして和やかな雰囲気になってくれるので気がラクなものなのです。どう考えても、TETE DE MOINE 以外に使いようがないこのチーズカーラーですが、私にとっては来客時に便利な大切なものなのです。
 ところで、東京のフロマージュ専門店「フェルミエ」にお話をうかがったところ、乾燥しているヨーロッパと違って、高温多湿の日本におけるTETE DE MOINE の賞味時期は春までだそう。それを過ぎるとベタベタとしはじめ、この器具できれいにカールさせることができなくなるそう。器具もフロマージュも、もっともよく出るのはパーティーシーズンを控えた秋以降とのことです。なお、TETE DE MOINE は、一個丸ごとではかなりの量。フェルミエではショップ、オンラインともに、半分でも4分の1でも販売しています。ただおすすめは半分サイズ。4分の1となると、食べられない底の部分が含まれてきますので。
チーズ専門店「フェルミエ」のインターネットショップでカーラー(商品名ジロール)が購入できます。木製の他に、美しいデザインのガラス製もあります。また、TETE DE MOINE もこちらで購入可能です。詳しくはこちらまで。
<フェルミエ 愛宕店>
東京都港区愛宕1-5-3 愛宕ASビル1F
TEL:03-5776-7720
営業時間:11:00〜19:00
定休日:日曜日・祝祭日・年末年始及び夏季休業日