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No.004 Les Papilles

パリ5区のパンテオンからほど近いゲイ・リュサック通りにあるレ・パピーユ。店にはいると左手の棚にはワイン、右手の冷蔵ケース前の床にも木箱に入ったワインが積み上げられ、その間の狭い通路にはこぎれいにセッティングされた木のテーブルが商品棚にピタリとはりつくように並べられています。これ以上小さかったら二人で食卓に向かうのは不可能かという極限のサイズ。それでもちゃんと一輪挿しを飾って、ぴっちりとプレスされたナプキンが木のホルダーに差し込まれ、卓上用の塩の華も小さなグラスに入って置かれています。奥に進むと商品棚にはマスタード、オイル、パスタ、タプナード、そしてジャムといったエピスリーが並び、買い物も食事も同時にたのしめるところがこの店の魅力です。

店主のBertrand Bluy さんがこの店を買い取ったのはこの3月のこと。それまではエピスリーとワインを売りながら、冷蔵ケースに並べた簡単なお総菜を食べさせる店だったのですが、彼がオーナーになってからは食事も充実。というのも当然で、8区の三つ星、タイユヴァンでシェフ・パティシエをしていた彼は、同僚だった料理人(女性です)を厨房に迎えてこの店を再スタートさせたのですから。5月はじめには早速フィガロ・スコープのレストラン批評ページでハート3つを獲得し(最高はハート4つで、最悪は二つに割れた黒いハート印です)昼夜連日満席御礼状態です。

ブリュイさんは南西フランス、ロット・エ・ガロンヌ県の出身。北西のボルドーと南のピレネーにはさまれたこの辺り出身の料理人は多く、パリで活躍する仲間の実家で造っているソーセージやフォワグラのテリーヌ、実家の近所から運ばれてくるという、それは美味しい羊のフレッシュチーズなどもお薦めです。食事時間以外に訪ねてエピスリーを品定めした後、バーカウンターでソーセージをつまみにワインを一杯という愉しみ方もありです。

Les Papilles
30 rue Gay-Lussac 75005 Paris
TEL: 01 43 25 20 79 FAX: 01 43 25 24 35
月曜から土曜日 10:30〜24:00




LE FIGAROSCOPE semaine du 5 au 11 mai 2004 より
Les Papillesの商品
砂糖控えめに造られたシナモン風味の苺のグルマンディーズと、サクランボ柄の蓋飾りの布が可愛らしいチェリー・ジャム。こちらの方はピレネー特産のフロマージュ、オッソー・イラティーに添えて食べることを好む人もいます。各6.50ユーロ/230グラム
レユニオン島産のヴァニラビーンズと砂糖から造られたヴァニラ・シロップ。製品1キロあたり150グラムのヴァニラを使用しています。エッセンスではないので、紅茶やミルクの香り付けとして、またほんの少量をフロマージュ・ブランに混ぜてたのしんでも。22ユーロ/100ml
イタリア、ラツィオ州産のオリーブオイル。フルーティーなプロヴァンス産のオイルとは対照的なポワヴレな(ピリッと刺激的な)風味。ローズマリーで焼き上げた子牛のステーキをシンプルに塩と胡椒で食べるときのひとまわしに最適そう。16.20ユーロ/500ml
Les Papillesの商品
ブルターニュのゲランドとならび、ボルドーの北に位置するイル・ド・レは海の自然塩の産地として知られた島です。この辺りのシャラント地方産の美味しいバターと牛乳、そしてレ島の塩の華で造られたキャラメル。金色の包み紙の方は蜂蜜入りです。 各11ユーロ/250グラム
店主お薦めフィリップ・パカレが造り手のジュヴレイ・シャンベルタン、ポマール、ムルソー。100%ビオロジックでノンフィルトレ。瓶底にはシャンパンボトルのような深い窪みがあるので、親指と人差し指に瓶底を挟むようにしていともスマートにボトルを扱うことができます。 51ユーロ80〜69.95ユーロ
南西フランスの三つ星レストラン「ミッシェル・ブラ」があるライオール村から運ばれてくるソーシッソン。これを店主のブリュイさんはお気に入りの日本製セラミックナイフでスライスし、ワインに添えてサービスしてくれます。1キロ28.95ユーロ